[差音]と[加音](さらに正確に調弦を行うために)

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

差音 加音 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

以前の記事で書いたように

 かつて師事していた平野先生は「基礎はスミさん、演奏はスミくん」と仰ったのは

 平野先生よりも年上だったのがスミさんで

 平野先生よりも年下だったのがスミくんだったから…では分らないと思いますので

 正確に書くと

 平野先生よりも年上だったのが、かの歴史的名教師の鷲見三郎先生で

 平野先生よりも年下だったのが、同じ歴史的名教師の鷲見四郎先生だったからです。

そして

 これも以前の記事で書いたように 

 かのレオポルト・アウアーの高弟のニコライ・シフェルブラット先生が  

 四郎先生を指導しているのを見て、その指導方法を学ばれたのが三郎先生でしたが

 だからといって「三郎先生は、シフェルブラット先生が四郎先生を教えるのを

 聞き齧ってヴァイオリンの先生をしていた」と言う人は居ないと思います(笑)

けれども

 その三郎先生に訊いた内容や、三郎先生と四郎先生も交えた座談会も書かれている

 『鷲見三郎/ヴァイオリンのおけいこ』のなか(P.37)には

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 レッスンについて来た母親がいろんなことを憶えて「ご本人は弾けないのに、

 近所の子を集めてヴァイオリンを教えたりする人も出て来たりする(笑)」

 と書かれていますが、これは聞き齧りの最たる例だと言えます。

そして

 三郎先生が笑われた上記の例は「ご本人は弾けない」場合の話ですが

 ヴァイオリンはその難しさもあってか、多少弾けるだけで一般の方は驚いてしまい

 ヴァイオリンの専門家からすれば「?」と思う点だらけであったとしても

 素人というのは、その物事の素人の話にこそ共感してしまい

 素人というのは、その物事の素人が玄人っぽく語ると感心してしまうことから  

 ‎リスナーに毛が生えただけの素人がスピリチュアルに語れば語るほど

 リスナーの段階でしかないヴァイオリンの初心者はその話に感心している例もあり

 そのようにリスナーに毛が生えただけの者がヴァイオリンを教えるのも

 聞き齧りだと言えます。

また

 以前の記事で書いたように

 ネット上の情報を非常に細かく検索しまくって知識武装はしているものの

 実際にヴァイオリンを弾く観点からすればズレたことばかり書いている者も

 聞き齧りだと言えます。

では

 聞き齧りの何が問題なのかといえば、そうした聞き齧りで教えているような者は

 それっぽく(笑)語り、それらしく教えるだけですが

 それっぽく(笑)語り、それらしく教えるだけでも何かしら変化することから

 初心者ほど、そうした、それっぽく(笑)語られた表面的な変化=向上であると

 錯覚したり誤解してしまう点が問題となるのです。

さらには

 聞き齧り…というと、何か物事を部分的に取り込んでいるように思われがちですが

 聞き齧りをする者は、その物事の本質を充分には理解せずに表面的に踏襲するので

 ネットで掻き集めた情報を、それが伝統でそのまま行うべきだと語ったり(笑)

 エチュードも番号順に何巡も反復させ、それを愚直などと話を掏り替えるのです。

その結果

 そうしたそれっぽく(笑)語り、それらしく教える聞き齧りに釣られてしまうと

 せっかく好きで習い始めて真剣に学び奏でたい…と思っていたヴァイオリン

 リアリティとして本来ヴァイオリン奏法音程の取り方習えている人と違い

 イメージとしてそれっぽく(笑)語られ、それらしく奏でるだけになってしまい

 同じようにレッスン受けているようでも、進む先が異なってしまい

差音 加音 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン
差音 加音 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

 そうした問題について、このブログで何度もなんども警鐘を鳴らし続けています…が

 残念ながら、あまり大きな警鐘とは成り得ていないようです。

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ということ

 素人がそれっぽく(笑)教えているだけだ…ということ初心者にも判り

 情報をそれっぽく(笑)掻き集めてるだけ…ということが誰にも解る判断材料として

 ヴァイオリン調弦というヴァイオリンを弾く誰もが必ず行うことにおいて

 2つの開放弦を完全5度に調弦して同時に弾いて

 下の弦の1オクターブ下の音が鳴っていれば

 2つの開放弦が正確に完全5度で調弦できていることになる…と前の記事で書いた

 その1オクターブ下で鳴っている音が[差音]で

 [差音]という現象についてはネット上にも情報があるので、そうではなく

 [差音]を聞き取れるようになるまでの方法や手順を訊いてみるとよいと思います

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もっとも

 上掲の譜例で黒く点滅する音が[差音]で、この[差音]についても

 以前の記事で書いた半音には半音半音あることを教えてくれるかどうかと同じで

 自分の習っている先生はキチンとレッスンしているから、そんなことは教えている!

 自分の習っている先生はT朋或いはG大卒の先生だから、そんなことは習っている!

 自分の習っている先生は海外の○○音大留学したから、そんなことは分っている!

 自分の習っている先生は有名オーケストラの団員だから、そんなことは知っている!

 と言われてしまうかもしれませんし

 確かに上掲のような[差音]を教わりわかっている先生もいらっしゃいます

けれども一方で

 既掲のような[差音]も知らない先生?擬きも大勢居るので

 調弦する際の[差音]の現象ではなく、聞き取る方法や手順を訊いてみること

 自分の先生はキチンと教えていると思ったら、実は弾きまくらせているだけだった

 自分の先生はT朋或いはG大卒の先生なのに、実は弾きまくっていただけだった

 自分の先生は海外の〇〇音大に留学したのに、実は弾きまくっていただけだった

 自分の先生は有名オーケストラの団員なのに、実は弾きまくっていただけだった

 という現実を知ることになるかもしれません。

差音 加音 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

さらには

 ヴァイオリンの開放弦を完全5度で調弦する際の既掲のような原理など知らず習わず

 それっぽく(笑)夫々の弦をチューナー調弦してみたり

 それっぽく(笑)2弦を重音弾いてみて、それらしく響けばOK!という為体の

 ヴァイオリンごっこに興じているだけの人がウジャうじゃ居るので

 「[差音]なんていうのは、聞いたことが無いし知らないぞ!」

 「[差音]は一応知っているけれどもヴァイオリン奏法そんなに重要か?」

 とまでは言わないとしても

 「[差音]なんて、初心者には聞き取れない」

 「[差音]なんて、初心者にはわからない」と言い出す人は居るのかもしれません。

けれども

 ヴァイオリンレッスンにおける様々な演奏技術において

 「それ(ある技術ややり方)は、初心者には聞き取れない」

 「それ(ある技術ややり方)は、初心者にはわからない」

 という場合に

 「聞き取れないのなら、聞かなくていい」

 「わからないのなら、わからなくていい」

 などという指導は有り得ず

 「聞き取れないのなら、聞けるようにしましょう」

 「わからないのなら、わかるようにしましょう」

 というのがレッスン、すなわち指導を行うことだと思います

差音 加音 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

ということ

 ヴァイオリンレッスンの際に私は[差音]を聞き取れるようにする指導をしていて

 はApplicable   発生する[差音]が開放弦の音に該当する

 はNot applicable 発生する[差音]が開放弦の音に該当しない

 は[差音]を聴く難易度が低く

 差音]を聴く難易度が高い

 という意味

 【A1】

 【A2】

 【N1】

 【N2】

 と分類し

 難易度順に指導していくことよって初心者は勿論、老若男女とも

 [差音]が聞き取れるように指導しています

差音 加音 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

そして

 【A1】

 【A2】

 【N1】

 【N2】

 という分類は、私が仮に行ったものでしかありませんが

 以前の記事で取り上げた

 かの有名なモーツァルトの父親でヴァイオリン教師であった

 レオポルト・モーツァルトが著し、今年の5月に新訳が発売され入手し易くなった

 『ヴァイオリン奏法』に載せられている譜例の和音のなかから選んで

レオポルト モーツァルト ヴァイオリン奏法 差音 加音 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン
レオポルト モーツァルト ヴァイオリン奏法 差音 加音 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

 その分類を例示してみたいと思います

先ず

 【A1】は、例えばこうした和音で

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 [差音]として発生することになる響きが開放弦の音程と同一でありながら

 [差音]を発生させている2音の音程は、開放弦の音程と異なることから

 重音の2音のいずれかを弾いた時点で既に開放弦が多少共鳴してはいるものの

 重音の2音を正しい音程で弾けた場合に、開放弦が最も大きく共鳴します。

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そのため

 重音の2音の音程正しい場合と、正しくない場合での響きの有無が明確に生じ

 重音の2音の音程正しい場合は、開放弦の共鳴によって差音]が確認できるので

 [差音]の発生が明確に判別できるケースとなります。

次に

 【A2】は、例えばこうした和音で

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 [差音]を発生させている2音の片方が、開放弦の音程とオクターブの関係なので

 重音の2音の一方を弾いた時点で既に開放弦が相当共鳴してしまっているものの

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 [差音]として発生することになる響きが、共鳴している開放弦の音程と同一なため

  重音の2音を正しい音程で弾けた場合に、開放弦の響きが更に加わることで

 [差音]の発生が確認できるケースです。

(既出の以前の記事で書いたように

 カイザー 20番 冒頭の和音が、このケースに該当します)

そのため

 重音の2音の音程正しい場合と、正しくない場合の開放弦の共鳴が明確に異なり

 重音の2音の音程正しい場合は、開放弦の共鳴の増大で差音]が確認できるので

 [差音]の発生が容易に判別できるケースとなります。

次に

 【N1】は、例えばこうした和音で

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 [差音]を発生させている2音の片方が、開放弦の音程と2オクターブの関係なので

 重音の2音の一方を弾いた時点で既に開放弦が相当共鳴してしまっているものの

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 [差音]として発生することになる響きが、共鳴している開放弦の音とオクターブで

 重音の2音の音程正しい場合、開放弦とオクターブの関係になる響きが加わり

 [差音]の発生が確認できるケースです。

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そのため

 重音の2音の音程正しい場合と、正しくない場合でオクターブの響きが変化し

 重音の2音の音程正しい場合は、オクターブの響きの増大で差音]がわかるので

 [差音]の発生が比較的判別し易いケースとなります。

そしてそれらを踏まえ

 【N2】は、例えばこうした和音で

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 [差音]として発生することになる響きが開放弦の音程と異なりオクターブでもなく

 [差音]を発生させている2音の両方ともが、その[差音]とはオクターブでもなく

 重音の2音を正しい音程で弾けた場合、差音]の響き自体で[差音]を聞きます。

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そのため

 重音の2音の音程正しい場合と、正しくない場合の響きが[差音]の影響で変化し

 重音の2音の音程正しい場合の、第3の響きの存在に耳を傾けること

 [差音]の発生が直接判別できるケースとなります。

そして

 既掲のような分類に基づき

 【A1】…[差音]の発生の有無が、開放弦の共鳴の有無で確認できる

 【A2】…[差音]の発生の有無が、開放弦の共鳴の増大で確認できる

 【N1】…[差音]の発生の有無が、オクターブの響きの増大で確認できる

 【N2】…[差音]の発生の有無を、第3の響き=[差音]それ自体で確認する

 というように

 最初は[差音]が聞き取れなくても[差音]の存在が確認できるケースから始めて

 次第に[差音]を確認する難易度を徐々に上げていくなかで[差音]の響きに慣れ

 最後に[差音]の存在それ自体を直接聞き取れるように段階を踏んで取り組むこと

 [差音]が聞き取れない生徒さんも次第に[差音]が聞き取れるようになるとともに

 [差音]を聞き取りながら重音を弾くことで、重音正しい音程で弾けるように

 指導しています

また

 そうした指導により、既出のヴァイオリン調弦の際の

 2つの開放弦を完全5度に調弦して同時に弾いて

 下の弦の音の1オクターブ下の音が鳴っていれば

 2つの開放弦が正確に完全5度で調弦できていることになる…という事例での

 差音]も聞き取れるようになり、さらに正確調弦を行えるようになります。

差音 加音 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン
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えっ?

 こんなに詳しく[差音]の聞き取り方を書いたら

 素人がそれっぽく(笑)教えているだけだ…という者がこれを読んだら、これを以て

 素人もそれっぽく(笑)教えてしまえる?

いいえ、そんな心配は無用なのです。

 何故なら

 既掲はあくまで[差音]を聞き取るようにする際の私の指導での手順を書いただけで

 既掲をそれっぽく(笑)踏襲してみたところで、ただそれだけでは

 [差音]が聞き取れるようになる指導はできないのです(笑)

そして

 既出の『ヴァイオリン奏法』のなかでモーツァルトも重音音程は[差音]によって

 「音を正確に正しく演奏できているのかを、自分で検証できる」と書いています

 [差音]はヴァイオリン重音だけでなく調弦の際でさえも必要ことなので

 [差音]をヴァイオリンの生徒さんに如何に聞き取らせるか…ということ

 まともな指導している先生であれば、皆さんそれぞれ考えて工夫している筈です。

差音 加音 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

えっ?

 こんなに独自の[差音]の聞き取り方を書いたら

 情報をそれっぽく(笑)掻き集めてるだけ…という者がこれを読んだら、これを以て

 情報でそれっぽく(笑)知ったかができてしまえる?

いいえ、そんな心配も無用なのです。

 何故なら

 既掲とは異なる[加音]もまたヴァイオリン調弦の時でさえも生じています

 既掲はあくまで[差音]を聞き取るように指導する際の私の手順を書いただけなので

 [加音]については知ったかろうにも、知ったかれないのです。

差音 加音 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

そして

 [差音]に対して[加音]は聞き取り難い…という情報がネット上に溢れています

 ヴァイオリン調弦の際に生じる差音]は開放弦と同音やオクターブなことが多く

 [差音]は開放弦の響きに埋没してしまうのに対して

 ヴァイオリン調弦の際に生じる[加音]は開放弦とオクターブの関係にないので

 [加音]は開放弦の響きに埋没しないため、小さな音でも目立って却って認識し易い

差音 加音 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

 などということ

 [加音]を実際に耳にしている(実は[加音]は耳の中で聞こえます)者は判っても

 [加音]を実際に耳にすることなくネットの情報で知ったかしている者には判らない

 のです(笑)

では

 [差音]を【A1】【A2】【N1】【N2】と分類し、段階を踏むこと

 [差音]を聞き取れるようにするには、具体的にどのように取り組むのか?

また

 [加音]は[差音]よりも聞き取り難いと言われているにもかかわらず

 [加音]が聞き取れるようにするには、具体的にどのように取り組むのか?

差音 加音 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

それについては

 レッスンの際にお伝えする…というよりも

 そのように取り組むこと自体がレッスンの一環であり

 そのように取り組むことで、ヴァイオリン調弦重音正確音程で弾けるように

 そして、いつでも狙った通りの音程正確に弾けるように指導しています

差音 加音 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

と書いてはみたものの

 そもそもこのブログはブログの目次のページにも記したように  

 レッスンを申し込まれる判断材料として

 レッスン方針・レッスン形態のページなどとも併せてご覧いただくために   

 書いているものですが、それすらさえ通じることなく

 このブログを眺めて悦に入るだけ…という方も居るようなので(笑)

 [差音]だけでなく[加音]というのもあるらしい…で終わってしまうのかも

 しれません。

お手上げ 呆れる 差音 加音 ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

 残念です。


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