ヴァイオリンの都合

本当に上達したい方のためのヴァイオリン教室です ヴァイオリン教室 バイオリンレッスン

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 イワモト ヴァイオリン教室では
 専門家を目指す方だけではなく、趣味で習う方にも
 「正しい音程」 (正確音程
 「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための
 基礎的な演奏技術を大切に指導
 一音いちおん丁寧に
 各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています

 ヴァイオリン本当に上手に弾けるようになりたい方は
 当教室バイオリンレッスンをぜひ受けてみてください。

ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

最近

 仕事が急に多忙になったことに加えて、今迄以上に練習量も増え

 ブログの更新がすっかり疎かになってしまいました。

そうした日々のなか

 例えば、従来に無い非常に音の素晴らしいテールピースの作製ができ

 例えば、従来と一線を画す性能を有した松脂に出会えたり

 例えば、従来は部品による改善は困難な楽弓の音の劇的な向上方法

 例えば、従来はあご当て付近の防湿と摩擦のために用いるハンカチ

 音は多少犠牲になっていたのが寧ろ響きが増す製品を発見したので

 それについては順次記事にしたいと思います

(上記の一部については、朱色の文字で示したリンク先で記事にしました)

けれども

 気づいてみれば鷲見先生のもとでのアシスタント時代も含めて

 30年以上も指導を行い

 更に発表会も一定の回数を重ねているなかで

 既述の発見もまたヴァイオリンの音響の改善に寄与するものですが

 既述の発見以上にヴァイオリンの演奏の向上に関して

 どうすればヴァイオリンが上達できるのかということについて

 言われてみれば…というより書いてみれば当たり前のことなものの

 これこそがヴァイオリンが上達できる唯一ともいえるということ

 再認識させられ痛感させられたことが最大の発見だと感じています

そして

 それがこの記事のタイトルで掲げた

 『ヴァイオリンの都合』ということだったのです。

それは

 例えば自動車の運転の場合

 自動車の構造や推進力の原理について知ることもまた

 運転技術の向上に寄与するにはするものの

 それより周囲の状況に注意を払いハンドルをコントロールすること

 ブレーキとアクセルを操作して車体を確実に動かすことこそが

 運転技術基礎・基本であることは言うまでもありません。

それと同じで

 ヴァイオリン演奏についても

 ヴァイオリンの構造や音響の原理について知ることもまた

 演奏技術の向上に寄与するにはするものの

 それより楽器響きに注意を払い音程をコントロールすること

 ダウンやアップの運弓を操作して楽弓を確実に動かすことこそが

 演奏技術基礎・基本であることもまた言うまでもありません。

そして

 自動車の運転技術の修得にも一定期間の反復が必須であるなか

 自動車の運転技術よりもはるかに個別具体的な訓練の反復が必要

 ヴァイオリン演奏の修得では指導においても更なる反復が必須で

 そうしたこと

 [毎週のレッスン]という形態を産んだのです。

それに対して

 例えば「自分のペースで通う」「自分のペースで学ぶ」といえば

 聞こえは良いものの結局のところそれは“自分の都合”でしかなく

 例えば「大量のエチュードに汲々として偶にだけ通う」のもまた

 課題の消化に時間をかけているようでも“自分の都合”でしかなく

 それ故課題を各音毎に個別に復習うこともできないばかりではなく

 各音の正解を正確に見定められないまま“自分の都合”で復習い

 [ワンレッスン制]として不定期に通ってみたところで

 そのような習い方ではヴァイオリンが上達できる筈もないのです。

さらには

 例えば「まとまったエチュードを課題として課す」ような指導

 課題の理解を生徒に促しているようでも“先生の都合”でしかなく

 挙句に「考え方」だの「方向性」だのと能書きに終始するばかりで

 練習法を各音毎に具体的に示せないのも“先生の都合”でしかなく

 そのような教え方ではヴァイオリンが上達する筈もないのです。

などと書くと

 そんなことはない!ワンレッスン制で通っているけれども

 最初よりもヴァイオリンで色々と弾けるようになった…ですとか

 それなりにヴァイオリンで様々なが弾けるようになった

 という声が聞こえて来そうです。

けれども

 そうした人達は何しろ“自分の都合”と“先生の都合”の範疇で

 エチュードや課題曲をそれっぽく弾き熟すばかりで

 「最初よりも」「それなりに」ヴァイオリンを擦り続けているだけで

 そうした人達は“ヴァイオリンの都合”には従っていないので

 「確実演奏」「きちんと正しくヴァイオリンを弾く」こと

 決してできていない筈です。

ですから

 「毎週レッスンに通う」なかで

 ヴァイオリンヴァイオリンとして奏でるための音程の取り方

 ヴァイオリンヴァイオリンとして響かせるための運弓の方法

 大量やまとまったエチュードや番号単位ではなく

 時には数段や数小節で具体的に指導され

 一音いちおん耳を傾けながら丁寧に奏で続けることで漸く

 “自分の都合”というものが影をひそめ

 “ヴァイオリンの都合”が優先され

 「確実演奏」「きちんと正しくヴァイオリンを弾く」こと

 できようになるのです。

と書くと

 「毎週まいしゅうレッスンに通うのは大変」

 「一音いちおん耳を傾けながら弾くのは面倒」と言われそうです。

けれども

 「自分の都合でワンレッスンに通い」時々指導受けるだけで

 大量やまとまったエチュードを課せられて汲汲としながら

 各音も「考え方」や「方向性」などという曖昧な能書きしか語られず

 「最初よりも」「それなりに」弾けるだけで

 それっぽい演奏技術ならぬ演奏偽術しか身に付かないのと

 そうではなく

 「毎週まいしゅうレッスンに通い」毎回こまめな指導受けながら

 番号単位ではなく小節単位(時には半小節など)の限られた課題で

 各音の「正確な音」を「具体的」に一つひとつ認識し確認しながら

 「一音いちおん耳を傾けながら奏でる」訓練受け続け

 「確実演奏」「きちんと正しくヴァイオリンを弾く」ことができる

 間違いのない演奏技術が得られるのではどちらが良いか

 などということは考えてみるまでもないと思います

ヴァイオリン教室 バイオリン レッスン

(狛江教室の近くの漢方薬局の入り口にあった看板です)

そして

 “ヴァイオリンの都合”と“自分の都合”の乖離を認識し改善すべく

 “ヴァイオリンの都合”に基づいた指導を各音毎に具体的に行い

 “ヴァイオリンの都合”を踏まえた練習を各音毎に確実に行うこと

 冒頭既述のようにヴァイオリンが上達できる唯一の方法であること

 今までもこれからも伝え続けていきたいと思っています

 


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