ヴァイオリンの音階(スケール)の練習の最大の目的は
正しい音程で弾けるようにすることです。
そして
ヴァイオリンの音程の取り方のページにも書いたように
計算のやり方を習ってから、計算を正しく行う練習をし
文字の書き方を習ってから、文字を美しく書く練習をするように
音程の取り方を習ってから、音階やエチュードや曲を練習しなければ
バイオリンを正しい音程の美しい音で奏でることはできません。
ところが
日本ではある理由からバイオリンの音程の取り方は音楽学校では教えないうえ
日本から留学した学生の殆どが正しい音程の取り方を学べない事情もあるため
プロや音大の先生までもがバイオリン本来の音程の取り方については不案内で
歴史的に確立されている音程の取り方を教える教室は殆どありません。
さらに
バイオリンで重音の音程を取る際の[差音]は理屈や必要性が説かれるだけで
それを聴き取る具体的なレッスンをしている教室は全くと言っていいほどありません。
そうしたことから
イワモト ヴァイオリン教室では
小野アンナ『ヴァイオリン音階教本』や
カール・フレッシュ『スケールシステム』といった
伝統的な音階の教本に加えて
イザイ『練習曲と音階』や
サイモン・フィッシャー『スケールズ』
サイモン・フィッシャー『ダブル ストップス』などの
正しい運指と音程の取り方を学ぶ教材も用いて
子ども~大人、趣味~進学の総ての方に
「正しい音程」 (正確な音程)
「本格的な音色」(美しい音)でヴァイオリンを弾くための基礎的な演奏技術を大切に指導し
一音いちおん丁寧に各人の進捗に合わせた課題をレッスンしています。
バイオリンを正しい音程で弾けるようになりたい方は、当教室のバイオリンのレッスンをぜひ受けてみてください。
(上掲の画像は
『Scales by Simon Fischer』How to tune each note of the scaleの一部です)
(上掲の画像は
『Double Stops by Simon Fischer』の一部で
2の譜例に示された黒い音符が
その重音を正しい音程で奏でた際に聴こえる[差音]です)