そして
ヴァイオリンは
というように
開放弦(左指で押さえない状態の弦)を完全5度で調弦し
完全5度の音程の振動の比率が2:3であることから
3-2 =1は、調弦で重音で弾いた2弦の振動の差を意味し
2の半分=1は、調弦で重音で弾いた2弦の下の弦の
1オクターブ下の音を意味し
2つの開放弦を完全5度に調弦して同時に弾いて
下の弦の1オクターブ下の音が鳴っていれば
2つの開放弦が正確に完全5度で調弦できていることになります。
そして上掲で
下の弦の音の1オクターブ下の音として
黒い音符の点滅で表示しているのが[差音]です。
ところが
こうした[差音]自体を殆どの人が知らないうえ
こうした[差音]を用いた正確な調弦の方法を知る
指導者も、今日では殆ど居なくなってしまっています。
そうしたことから
そうした本来の奏法に基づく正しい調弦の方法も含めて
専門家を目指す方だけではなく、趣味で習う方にも